企業名 | 山王テクノアーツ株式会社 |
補助金・助成金名 | ものづくり補助金(H25年度補正) |
業種 | 印刷業 |
資本金 | 4,500万円 |
従業員数 | 49名 |
本店所在地 | 東京都八王子市 |
事業計画名 | 航空宇宙分野における需要の急拡大を見込んだ社内基幹システムの再構築 |
補助事業の概要 | 航空宇宙分野における顧客からの要求が高まる中、本事業では生産性の改善と品質保証の確立を目的に、社内基幹システムの再構築を図る。そしてさらなる顧客満足度の向上と受注機会の拡大を目指す。 |
企業の内部・外部環境分析 | <強み> ・屋外サイン、車体・機体マーキングの製作・施工、床材・壁材なとの特殊フィルムの加工・販売において、各業界から信頼を得ている。 ・内装品メーカーや大手航空機メーカーとの長期に渡る直接取引の実績から、強固な信頼関係を構築している。 ・熟練者が数多くいることで高品質な印刷加工が可能である。 ・製版設備が完備されているため、他社に負けないスピード印刷が可能である。 ・ほとんどの工程が自社工場内での加工であることから、価格調整に対して柔軟に対応できる。 |
<弱み> ・社内の各システム(自社開発の生産管理システム、販売管理のパッケージソフト、購入資材の材料証明書等の文書データ)の連携が取れておらず、航空業界では納品時に添付することが必須となっている品質記録文書を、多くの時間と労力を使って手作業で作成しており、情報の安全性・正確性等で保証ができない状態にある。 ・生産管理について、納期順を原則としつつも、担当者が勘と経験に頼りながら頭の中で進めているため、他の社員との情報共有が難しく、担当者への労力と責任の負荷が大きくなっている。 |
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<機会> ・新興国を中心とした世界規模での航空機需要の急激な高まりから、新型旅客機の開発・製造が急ピッチで進められており、当社では、航空機内で使用される各種表示物を全面的に受注している。 |
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<脅威> ・事故発生時の原因究明のため、厳格なトレーサビリティが航空機メーカーから求められており、当社製の表示物にも材料段階から厳格な管理体制が求められている。 |
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補助事業の新規性・革新性・独自性のポイント | ・㈱大塚商会が開発・販売する繰返・量産加工型生産管理システム「生産革新Ryu-jin BS」を社内基幹システムとして導入し、当社の要求仕様にカスタマイズすることによって、以下の3つの目的を実現させ、前時代的な「労働集約型の印刷工場」から脱皮を図ることで、受注機会の拡大と利益率の向上を目指す。 ① 生産計画及び工程負荷情報の可視化による抜本的な生産性の改善 ② 投入資材の厳格な管理による材料ロット管理及び品質保証体制の確立 ③ 在庫削減と納期遵守率の向上 |