目次 1.設備の概要 2.導入によって期待できる主なメリット |
1.設備の概要
CT(Computed Tomography)とは、コンピュータを駆使したデータ処理と画像の再構成で、断層写真を得ることができる装置です。3次元の高画質画像を用いることで、断層方式パノラマX線写真や口内法X線撮影法では判別できない、痛みや症状の原因の究明に役立ちます。主に、インプラントや親知らずの抜歯などの治療に用いられます。
2.導入によって期待できる主なメリット
1)従来のX線画像(レントゲン画像)では、立体物を2次元に焼き付けているため、読影能力の違いによる診断のブレが大きかった。しかし、歯科用CTでは、3次元の高画質画像を得ることができるため、診断のブレが小さくなる。
2)一般的な医科用CTは、多方面からのX線を扇状(ファンビーム)に照射するが、歯科用CTでは円錐状(コーンビーム)に照射して撮影する。そのため、医科用CTに比べて、解像度が高い、被曝線量が少ない、金属アーチファクトが少ないという特長がある。